脳の成長
脳の成長
子供の脳は、生まれたときは500gにも満たない…白紙同然の状態です。
もちろん、呼吸や心臓の鼓動などの基本的機能を調節する脳幹は、誕生時点で
きちんと発達しています!
この白紙同然の脳に、いろいろな経験を書き込んでいくことが脳の成長ということに
なるのですが、そもそも「脳」というのは、外の世界に適応するための司令塔なので、
自分の外環境が決まれば、それに最適に合った脳が育っていくことになります。
つまり、日本語を毎日聞いて、日本食を毎日食べているうちに、そういう生活をするのに
ピッタリなように、脳が外の世界に適応するということです。
これは、言葉を変えれば、英語を毎日聞いて、洋食を毎日食べているうちに、そういう
生活をするのにピッタリなように、脳が適応するということでもあります。
生まれたときは500gにも満たなかった、この「脳」の重さは、2歳で成人の60%、
3歳で90%、4〜5歳で95%にまで達します。
では、中身は…?というと
「脳」というのは、約140億個の神経細胞(ニューロン)からできています。
ニューロンの仕事は何かというと、もうひとつ別のニューロンに情報を伝えることで、
ニューロン同士をシナプスという接点でつないで、他のニューロンからの情報を伝達物質と
いうかたちで受け取り、シナプスから分泌される神経伝達物質を介して、他のニューロンに
情報の伝達を行っていきます。つまり回線をつないで、情報を伝達するんですネ。
ニューロン同士をつなぐシナプスを増やして、神経細胞のネットワークを作っていくことが、
脳の発達ということになるわけです。
人間は、すごく未完成な状態で生まれてきます。
生まれたばかりの赤ちゃんのニューロンは、まだ線のつながっていない電話のような
状態にあって、ほとんど機能していません。
馬やキリンは、生まれてすぐに立ち上がって歩き出しますが、人間は1年もかかります。
その間に何をやっているかというと、脳の中の配線を変えて自分が生きる空間で、
どうすれば、うまく歩けるか計算しているのだそうです。
神経細胞のネットワークは、外界からのさまざまな刺激によって、どんどん発達し
4〜5歳頃にピークを迎え、そのまま8歳くらいまで維持されます。
2006年07月21日 16:30

