コラム

父に感謝

少しずつでも毎日、続けていれば結果はついてまわるもの。

私は子供の頃に、「字を書く」ということを、父に厳しくしつけて(?!)もらいました。
それも、単に「書く」ではなく読みやすくて、きれいな字を丁寧に書くということです。


その昔、家で商売をしていたのですが…以前は町のどこかに八百屋さんやら肉屋
さん、魚屋さん、洋服の仕立て屋さんにクリーニング屋さんなどの個人商店があり
ましたよね。わたしの家も、その類の“家族で商売”をやっているという店でした。


で、小学生の低学年の頃のこと…
学校から帰ってくると、父が待ち構えていて毎日「帳簿付け」をさせられたのです。


えっ?!小学生が帳簿付け?
はい、と言っても父がメモ紙に書いていたものを、そっくり転記しただけのことです
が…父はあまり字が上手じゃなくて( 自分では達筆すぎるだけだと言っていまし
たけど )…いつも帳簿をみてもらう税理士さんに「これじゃ、読めない」「これでは、
わかりません」といつもクレームをつけられていたようなのです。


「自分はペンを持つより包丁を持つのが仕事だ!」って一見かっこいいようですが、
でも、基本である帳簿管理がキチンとできないようでは、商売なんて成り立つはず
がありません。


そこで、苦肉の策として子供に書かせたという訳


毎日々々…「宿題がある」と言っても、友だちが「遊ぼう!」と迎えに来ていても、
「これを済ませてから!」じゃないと何もできない。


で、急いで片付けてしまおうとすると「商売の基本なんだから、いい加減にやるな」
「丁寧に書け!」ってねぇ、本当は自分の仕事なのに、なんてぇ父親なんだいっ!


正直なところは、子供ごころに、自分がやならければならない事を子供に押し付け
るなんてひどい!と思っていましたけれど、今は父に感謝しています。


だって、
あの毎日の帳簿付けのおかげで、読みやすくて、きれいな字を書けるようになりま
したし、数字にも強くなったので…これは後に最強の武器になりました。


決して自慢できることではありませんが、以前、就職試験を受けに行った時に、面
接官の方に「仕事の段取りは教えることができるけど、字がきたないのは直せない
から」と即日で内定を頂いたこともあります。

本当はね、字がきれいと言われるよりも「器量がいいネ」と言われたいよなぁ〜と、
親を恨むこともあるけど(笑)これは、神様がお与えになったものだから仕方ない!


それこそ、父にしてみれば方法はどうであれ、器量の悪い娘に、きれいな字を書け
るという武器を身につけさせようと思っていたのかも知れませんね。


でも、それが英語だったらもっと良かったのになぁ〜〜〜!!


ここまでお読みになられた方は、家族で商売をやっているところって普通はおかあ
さんが帳簿付けとかするんじゃないの?と思われた方もいらっしゃるかも知れませ
んね。


残念ながら、母は私が9歳の時に他界しました。


私はこれを「 9歳のかべ 」と呼んでいます…というのは冗談ですが、毎日続ける
〜「おかあさんといっしょに英語学習」〜は私の心からの願いです。


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2006年05月10日 08:57