コラム

世界が舞台:熊川哲也さん

バレエダンサー 熊川哲也(くまかわてつや)さんのトークショーへ行ってきました。

熊川哲也さんは、1972年北海道に生まれました。

「いとこが習っていたのをきっかけ」に、10歳の時にバレエを始めたという哲也少年は

何でも興味津々な子供で…野球やサッカーもやったし、英会話、絵、剣道も習っていた

いたそうです。

ほかはすぐに飽きてしまったけれど、バレエだけは違った!ステップにしても回転にしても

想像がつかない未知の世界で習得することが無限にあったと語ります。

1989年、クラシックバレエの登竜門:ローザンヌ国際バレエコンクールで金賞を受賞

日本人初の快挙でした。

同年、バレエ留学のため単身渡英し、英国ロイヤル・バレエ団に入団

イギリスでは朝から晩までバレエ漬けの毎日を送り、21歳でバレエ団最高位の

プリンシパルに昇格。

この頃、日本人は熊川さんひとりで、日本語が恋しくなったことはあったけれど、実力で

勝負する世界だから、不自由は感じなかったそうです。

今、振り返れば

人種差別もあったかもしれないけれど、何か言われても僕はそうとらなかった。何でも

意識の持ち方だと思います。また、留学させてもらって、僕は100%の力を出すことが

できたという言葉に、

可能性を信じて、自分を信じてチャレンジすれば道は開けることを教えて頂きました。

1998年 : 10年間在籍した英国ロイヤル・バレエ団を退団

1999年 : ご自身が演出・舞台監督も手がける「Kバレエカンパニー」を結成

2003年 : プロ育成のスクールを開校 

2005年 : 一般向けの教室も開校しました。

世界の最高峰と言われる英国ロイヤル・バレエ団でのプリンシパルの地位を

惜しげもなく捨てた当時のことを、

ロイヤル・バレエ団では毎日、決められたことをやっていただけ。

自分がやりたいことをやってみようと思い、決断しましたと仰っていました。

そして、

ダンサーの教育や公演の機会なとバレエをする環境が整っているイギリスとは

正反対の日本で、バレエ文化を作りたい!不安もあったけど試してみたかった…と、

公演を初め、後進の指導、バレエ文化の浸透へと精力的な活動を続けています。

公演や教室を通して、一人でも多くの人にバレエの素晴らしさ楽しさを知ってもらいたい。

バレエに限らず、興味があることには何でも挑戦してみて、夢中になれるものを探して

欲しいです!とエールを送ってくださった熊川さんの最後の言葉は、

「 家族には本当に感謝しています!! 」

時々、小さい子供たちのクラスを見ることがあるのですが

教室の玄関に、小さい靴がたくさん並んでいるのを見るだけで幸せになる。

おかあさんに手を引かれて教室に通ってくる子供たちの姿を見ると、自分のおかあさんも

こうやって僕を教室に連れていってくれていたんだなぁ〜と思い返して、

感謝の気持ちでいっぱいになります。


Kバレエ カンパニー オフィシャルサイト
熊川哲也率いるKバレエ カンパニーのメンバーズ情報、パフォーマンス情報や、
トピックス情報を公開してます。

2006年07月11日 09:32