コラム

おかあさんといっしょに英語学習

おかあさんといっしょに英語学習という、このサイトでは「子供にとって「おかあさんが一番」ということを強調していますが…それは、おかあさんが一人で子供を育てるという意味ではありません。

本来、人間は群れで子育てをする生き物です。

孤立した核家族の中で、おかあさんがひとりで子育てをする状態は…人として普通では
ないのですが…現実は、家事:育児の母親偏重ぶりが際立っています。

2005年の「家庭教育に関する国際比較調査」の結果が、発表されました。

「家庭教育に関する国際比較調査」というのは、独立行政法人国立女性教育会館が、

日本、韓国、米国、タイ、フランス、スウェーデンの6カ国で12歳以下の子供と同居する

約1000人ずつの親を対象に、面接形式で調査を行ったものです。

独立行政法人国立女性教育会館(ヌエック)とは、女性教育指導者その他の女性教育関係者に対する研修、 女性教育に関する専門的な調査及び研究等を行うことにより、女性教育の振興を図り、 男女共同参画社会の形成の促進に資することを目的に、国内外の女性関連施設等と連携し、さまざまな事業や研修を実施したり、利用者に施設の提供をしています。

調査結果によると、父親が平日に子供と過ごす平均時間は、

日本:3.1時間、 韓国:2.8時間、 タイ:5.9時間、 アメリカ:4.6時間、

フランス:3.8時間、 スウェーデン:4.6時間だそうです。

また、母親は、

日本:7.6時間、 韓国:7.1時間、 タイ:7.1時間、 アメリカ:7.1時間

フランス:5.7時間、 スウェーデン:5.8時間と、父親と母親の子供との接触時間の差は

日本では4.5時間…と、6カ国中で最大の差となっています。

また、父親の家事・育児の参加率では、

食事の世話をするのは、日本で10%、韓国で20%、フランスで28%、タイで28%

アメリカで40%弱、スウェーデンで50%弱

しつけをするのは、日本で50%、韓国で60%強、フランスで80%弱、タイで40%強

アメリカで60%強、スウェーデンでは80%という数字が出ています。

また幼稚園の保護者会に出かける割合も、日本、韓国で1割前後です。

調査は国際比較という形になっているので、総体的な結果を

「欧米に対し、日本と韓国の父親不在と、家事・育児の母親の偏重ぶりが際立った」と

いう言葉で結び、背景にあるのは「父親の労働時間の長さ」と指摘しています。

今回の調査では、1週間に49時間以上働く父親は日本が53.4%、韓国が53.0%で

ともに5割を超えています。

調査に参加された大学教授の方は、

日本の現状について「母親に育児の責任と負担が集中しており、少子化に直結

する問題」と分析。

「厳しい労働環境を見直し、父親が育児休業を取りやすい職場環境が必要であること」

また「高校の家庭科は、94年から男子も必修化したが、もっと子供に接する時間や機会を

作るべきだ」と日本社会に体質転換を求めていると結んでいます。

本来、人間は群れで子育てをする生き物です。

豊かな環境で、ステキな刺激を受けて、脳は育ちます!

数字に表れたこの現実の中…おかあさん頑張ってネ!!としか言えない自分の無力さが

申し訳なく…悲しいです。

2006年08月03日 11:38