ルール&マナー集

ルールとマナー:電子メール

電子メールの使い方、書き方について説明しています。

おかあさんといっしょに英語学習をする皆さんは、

最後まで、しっかり読んで理解&活用して下さい。


『 インターネットを利用する子供のためのルールとマナー集 』(教師:保護者版)

「財団法人インターネット協会(IAjapan)」出典


4章 電子メール

電子メールは、インターネットで使うことのできる、最も基本的で重要なサービスの1つです。

電話の応対や手紙の書き方のように、電子メールの使い方、書き方も確実に身につけさせてあげてください。

トラブルにもいろいろな種類がでてくると予想されますが、できる限り、個別に対応を行い、確実に指導するようにしてください。


4.1 電子メールの受信

電子メールが届いていないかどうかを定期的に確認するような習慣を身につけさせましょう。

確認してもいつもメールが届いていなかったら、子供は電子メールへの興味を失ってしまいます。

大人が定期的に何かしらメールを送ってあげるようにしてもよいでしょう。

個人宛に届いた電子メールはメールボックスにたまるのですが、規定件数以上たまると、メールボックスがあふれてしまい、その後は、メールを出しても届かないことになります。

電子メールの仕組みやメールボックスの仕組みなどを、通常の郵便物などと比較して、子供にわかりやすく説明してあげてください。

また、メーラー(メール送受信ソフト)の使い方や、インターネットへのアクセスの仕方、接続しているプロバイダによる固有の制限なども、最初に指導するようにしましょう。


4.2電子メールの文章の書き方

電子メールは、基本的に文字が中心のコミュニケーションです。

顔の表情や声の調子までは伝わらないので、ちょっとした言葉の受取方の違いから、大きな喧嘩に発展してしまうことも日常茶飯事です。

子供がこういった喧嘩に巻き込まれないよう、ある程度は子供の電子メールの内容に目を通しておくことが必要です。

電子メールを書くときにはていねいな言葉で書くことを指導し、誤解をまねきそうな文章や攻撃的な文章があれば、書き直させるようにしましょう。

また、改行がなかったり、段落間にあきのないメールは大変読みにくいものです。

受け取った相手が読みやすいように、読みやすい電子メールの書き方を工夫させてください。

電子メールソフトによっては、返信するときに、自動的にもとのメールが引用されたりしますが、それをそのまま送ると必要以上にメールが長くなって、読みにくくなります。

必要なところだけを選んで、残りの部分は消すようにしてください。名無しの権兵衛さんからのメールにならないように、メールの最初と最後に名前を名乗る必要がありますが、かといって住所や電話番号まで書いたりはしないようにしましょう。

インターネットでは、いろんな人がいろんな電子メールのソフトを使っています。

そのソフト固有の問題もあるので、子供に使わせる前に、まず、大人がそのソフトを使って、固有の問題を洗い出すようにしてください。

ソフトによっては、最初の設定ではHTML形式のメールが送られてしまったり、一行35文字に自動的に調整しないため、送ったメールが文字化けを起こしてしまったり、といった現象が起こるかもしれません。

それぞれ、例えば前者なら設定を変更する、後者なら、35文字以内に改行をいれる、などの工夫でトラブルを避けることができます。

電子メールを送るときには、その電子メールを受け取った人のことを常に考えてください。

受取人に迷惑をかけないためにはどのようにすればよいのか、そう考えながらメールを書けば、それほど失礼なメールにはならないでしょう。

その点を十分に子供にも考えさせてみてください。


4.3 題名(サブジェクト)の付け方

電子メールには、そのメールの内容がわかるような、適切で簡潔な題名をつけるようにしましょう。

また、メールを送受信するサーバーの設定によっては、日本語の題名には対応してない場合があります。

外国に送る場合など、日本語の題名をつけていないか、チェックしてあげてください。

題名に半角カナや機種固有文字などを使ってしまうと、電子メールが文字化けしてしまうだけではなく、自分や相手のサーバーに悪い影響を及ぼします。十分気をつけてください。


4.4 使用する文字やメール形式の注意

インターネットには世界中の人が接続しているので、それぞれ、使っているコンピュータやOS、自国の言語の取り扱い(文字コード)にはいろいろな種類があります。

自分では見ることができても、相手は見ることのできない文字もたくさんありますし、半角カナは、インターネットでは一切使うことができないものです。

同じように、メールの形式にもいろいろありますが、受け取る側が、必ずしもそのメール形式のメールを読めるとは限りません。

最初は、できる限りシンプルなテキスト形式のメールとし、相手がどのような形式のメールを受け取ることができるのかを確認するようにしましょう。

特に、HTML形式の電子メールには要注意です。

具体的に使用できない文字については、4.6(一般用)を参照してください。


4.5 宛先の確認

電子メールの場合、1文字でもアドレスを間違えると、相手に届かないばかりか、時には、まったく知らない他の人にそのメールが送られてしまうこともあります。

送信する前に、必ずアドレスを確認するように指導してください。


4.6 ファイルの添付

ファイルの添付は非常に便利な機能ですが、その分だけ、トラブルが起こることも多いです。

ファイルの添付を行う場合には、必ず、大人が一緒に確認してから送るようにしてください。

添付ファイルの容量がやたらに大きかったり、自分が持っていないソフトウェアで作られた添付ファイルが届いたり、添付ファイルを受け取れない環境にあったりすると、添付ファイルは非常に迷惑なものとなってしまうことは予想できますよね。

ですから、いきなり添付ファイルを送ったりはせずに、自分が送りたいファイルを相手が見ることができるのか、添付ファイルを受け取ることができるのか、といったことを、必ず確認するようにしてください。

また、あまりにも容量の大きな添付ファイルは、自分のコンピュータや相手のコンピュータを壊してしまう可能性があります。

子供が勝手に大容量の添付ファイルを送ってしまったりしないように、気を付けてください。


4.7 チェーンメールに注意

電子メールにも、「不幸な手紙」ようなものや、「出所不明な噂話」が流れることがあります。

このようなメールをチェーンメールといい、インターネット上に不必要なトラフィックを増やす原因にもなります。

チェーンメールを受け取ったら、すぐに削除するように指導してください。

子供はこういったことが大好きですから、誰かがチェーンメールをはじめたら、いつのまにか、学校中にチェーンメールが流れている、同じチェーンメールをいくつも受け取るようになる、といった混乱が起こることが予想されます。

このような混乱が起こらないように、チェーンメールに対する指導を行うとともに、子供の活動から目を離さないようにしてください。


4.8 虚偽のメールに注意

電子メールでは、必ずしも正しい情報が流れてくるとは限りません。

「GOOD TIMESというサブジェクトのメールはウィルスです。注意してください。」という、一見重要そうなメールであっても、実は、誰かのいたずらだったりするのです。

電子メールで送られてきた情報に関しては、自分でその真偽を確かめるまでは、決して他の人に送らないように、十分注意してください。

また、電子メールでは、送信者を偽って出してくる物もあります。

子供が、友だちの名前でメールを出してしまうかもしれません。

このようなことがないように、十分に注意してください。

子供が友だちの名前でメールを出したとしても、実際には、メールのヘッダ情報を見れば、送信者が誰だかはわかります。

今後、このようなことが起こらないように、適切な指導を行うようにしましょう。


4.9 電子メールの確実性

電子メールは一瞬にして相手に届く大変便利なものですが、自分のところのサーバーや経由途中のサーバー、相手先のサーバーが調子悪かったりすると、1週間ぐらいかかったりします。

最悪の場合には、1週間後に「届きませんでした」というエラーメールが返ってきます。

ですから、緊急を要する場合に電子メールを使うときには、電話などの他の手段も併用するようにしてください。

また、インターネットの電子メールでは、相手に届いたかどうかを確認する術がありません。

電子メールを出したけれども、相手が読んでくれたかどうかがわからないのは、大変に不安です。

ですから、メールが届いたら、まず、相手に、「届きましたよ」と返事を出す習慣をつけるように指導してください。


4.10 不快なメールへの対処法

子供が不愉快なメールを受け取ったら、それは削除させるようにしましょう。

決して、相手の挑発にのって、攻撃的な態度に出てはいけません。何度も繰り返されるようでしたら、プロバイダに相談したり、メーラーで、その人からのメールの着信拒否を設定するようにしてください。


4.11 ダイレクトメールについて

電子メールを用いてダイレクトメールを送ってくる人もいます。

大変迷惑なことなのですが、受け取ってしまったら、削除するようにしましょう。

相手にしてはいけません。

また、たとえ善意であっても、不特定多数にメールを送ることは、相手の迷惑になります。

誰が書いたのかわからないメールはもらった側もいい気分がしませんし、ネットワークに必要以上の負荷をかける原因にもなります。


4.12 電子メールの公開の禁止

子供が、友だちからきたメールを公開してしまったりしないように注意してください。

メールが公開されてしまった子供はひどく傷つくかもしれませんし、著作権の侵害にもつながります。

もし、とてもおもしろい内容で、どうしても公開したい場合には、最初にそのメールを書いた子供に相談するように指導しましょう。

電子メールは個人対個人のツールです。受け取った人以外の人や一般に公開するためにはそれにあった手続きをとる必要があります。

子供が勝手に公開してしまったりしないように、十分に注意してください。


4.13 電子メールのセキュリティ

電子メールは、封のできる書留ではなく、読もうと思えば読めるはがきのようなものだと考えてください。

暗号化などの技術も発展していますが、まだまだセキュリティが甘いのが現状です。

したがって、クレジットカードの番号やコンピュータへのパスワードなど、他人に知られては困る情報に関しては、電子メールで送らないようにしましょう。

また、子供が勝手にこういった情報を電子メールで送ってしまったりしないように、十分に注意してください。

2006年06月14日 23:04